電子楽譜化のためにiPadを購入したので、さっそくセットアップしました。
この記事は、電子楽譜を検討している方に向けて、iPadの使い心地をお伝えするために書きました。
ちなみに電子楽譜といえばGVIDO(グイド)も検討されている方も多いかと思います。
わたしはグイドを持ってはいませんが、音楽シーンで使用したこともあるので、その比較も含めてお伝えできればと思います。
iPad 環境構築
iPadは最初のセットアップ(アプリを入れるなど)が必要になります。
どういうジャンルの音楽かにもよりますが、基本的に必要なのは以下のアプリになると思います。
わたし(声楽・合唱/たまにピアノを弾く)の場合、チューナーはほとんど必要がないため、今回は楽譜閲覧のアプリと、メトロノームのアプリを導入しました。
楽譜閲覧アプリ「Piascore」

恐らくこの記事にたどり着いた方の80%くらいがもう知っていらっしゃると思いますが、揺るぎなくPiascoreで良いと思います。
書き込みできるのも嬉しいし、IMSLPと連動しているのも嬉しい。
画面長押しで書き込み可能とかの設定を入れておくと超絶便利になりました。
メトロノームアプリ
なんでも良いと思います。わたしは検索して一番上に出たアプリにしました。

周辺機器
譜面台「K&M タブレットホルダー 19798」
タブレットホルダーをいろいろ探していたのですが、12.9インチを挟めるものがそもそもそんなになかったので、脚付きの譜面ホルダーを購入しました。
紙の楽譜用の譜面台を持ってはいるのですが、落下はさすがに怖いしなということで。
上記リンクは楽天から購入できますが、正規価格より高い?
サウンドハウスの公式サイトから購入して8,000円くらいでした。それでも高いけど・・・
それで実際に使用してみてこんな感じ。

がっちり掴んでいてくれるので落下の心配はないです。

難点は、持ち運ぶのに少し重い(1.6Kg)のと、一本長い棒があるので持ち運びに困ります(リュックに入れて少しはみ出るのでちょっと危ない)
現状は外の練習時間が長いときなどは持っていって、短いときは紙用の譜面台、のように使い分けをしています。
黒カバー「Smart Keyboard Folio」
カバーというかキーボードですが、合わせて買ったこちらが黒だし他にわざわざ買わなくても良いかな、という。笑
しばらくステージに乗ることはあまりなさそうですが・・・。
実際に使ってみて
筆記にこだわるならiPad
グイドは楽譜閲覧に特化はしているものの、筆記の際の感度に遅延があり、けっこうそういうのにイラッとしてしまいます。
iPad 12.9ならグイドと大して値段は変わらない(容量によってはむしろ安い)ので、筆記の遅延が許せんみたいな方は絶対iPadが良いと思う。
グイドだと画面切り替えなどもちょっと遅れ気味なので、テンポの速い曲などは捲りに難があることも。
光反射はグイドが優秀
しかしながら、グイドは光を反射しないため、ステージでガッツリライトをつけるなどの際はグイドが良いかと思われます(まだiPadで試してないのでなんとも言えませんが)
iPadだと普通の明かりでも反射して見えにくいことがあったりするので、楽譜としての見やすさで紙に近いのはグイドです。
楽譜の取り込みは環境による?(ややiPad推し)
楽譜を取り込む際は、グイドはサーバーにアップして端末に移すみたいな感じのようです(これはやったことない)が、iPadだと出先でもPDFを読み込むだけで済みます。
わたしの場合Wi-Fi限定モデルを購入したので出先だと楽譜を取り込むことは難しいですが、iPhoneからAir Dropでちゃちゃっと送れたりもするので、他にApple製品をお持ちのかたは便利かも。
スキャンした楽譜をMacで取り込み、Air dropでiPadに移す、というのが電子化の際の定番になりつつあります。
バッテリーの持ち
半日の練習でiPadは半分も減りませんでした。
その辺のグイドの仕様はわかりませんが、知り合いが一度バッテリーが切れると十分に充電しなければ電源が入らないと言っていたことがあったので、使用には注意が必要かも。
おわりに
紙大好き派ではあるんですが、ごちゃごちゃして楽譜忘れたりということが多かったため、一端末にすべてまとめられるようになってかなり便利になりました。
「とりあえずiPadカバンに入れておけば大丈夫!」というのがめっちゃ楽・・・
高価なものだし、わたしも一年以上悩んだので、すぐにポチッとできるものではないと思いますが、快適さを一度経験すると手放すのは無理です。笑
導入を検討されているかたに、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
よろしければブクマ&シェアもよろしくお願いいたします。
コメント